ターバン状を呈した巨大基底細胞癌の1例
72歳, 男性。頭頂部に11×9×4cm大のターバン状の隆起性腫瘤を認めた。病理組織検査にてcylindromaを否定され基底細胞癌と診断した。前立腺癌との重複癌であったため, 患者のQOLを考え, 術前に左外頚動脈より動注化学療法を施行した。しかし, 手術範囲をやや縮小したにすぎなかったため全摘出術を行った。転移, 再発は見られなかったが, 術後半年で前立腺癌のため死亡した。...
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Published in | 皮膚 Vol. 40; no. 1; pp. 52 - 56 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
日本皮膚科学会大阪地方会
1998
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0018-1390 1884-541X |
DOI | 10.11340/skinresearch1959.40.52 |
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Summary: | 72歳, 男性。頭頂部に11×9×4cm大のターバン状の隆起性腫瘤を認めた。病理組織検査にてcylindromaを否定され基底細胞癌と診断した。前立腺癌との重複癌であったため, 患者のQOLを考え, 術前に左外頚動脈より動注化学療法を施行した。しかし, 手術範囲をやや縮小したにすぎなかったため全摘出術を行った。転移, 再発は見られなかったが, 術後半年で前立腺癌のため死亡した。 |
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ISSN: | 0018-1390 1884-541X |
DOI: | 10.11340/skinresearch1959.40.52 |