病院職員に対する心肺蘇生法教育 (第3報)

病院職員が患者急変時に, 迅速に, 正しい方法で心肺蘇生を行えるということは極めて重要なことである。当院では2004年6月から職員への心肺蘇生法教育を開始し, 1年9か月経過したが, 心肺蘇生に対する意識と知識がどう変化したかをアンケート調査した。心肺蘇生法を知っていると回答したのは初回82%から93%へと増加し, ひとりで心肺蘇生ができると回答したのは30%から52%に増加しており, 心肺蘇生についての関心および知識は着実に増加していた。しかしすべての職員が受講するのにはまだ時間を要する。さらにガイドラインの改定もあったため, 今後は, 既受講者の知識・技術の再確認のための再受講も含め, 質...

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Published in蘇生 Vol. 27; no. 1; pp. 50 - 54
Main Authors 笠井, 督雄, 小川, 武希, 吉田, 和彦, 小山, 照幸, 武田, 聡
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本蘇生学会 20.03.2008
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ISSN0288-4348
1884-748X
DOI10.11414/jjreanimatology1983.27.50

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Summary:病院職員が患者急変時に, 迅速に, 正しい方法で心肺蘇生を行えるということは極めて重要なことである。当院では2004年6月から職員への心肺蘇生法教育を開始し, 1年9か月経過したが, 心肺蘇生に対する意識と知識がどう変化したかをアンケート調査した。心肺蘇生法を知っていると回答したのは初回82%から93%へと増加し, ひとりで心肺蘇生ができると回答したのは30%から52%に増加しており, 心肺蘇生についての関心および知識は着実に増加していた。しかしすべての職員が受講するのにはまだ時間を要する。さらにガイドラインの改定もあったため, 今後は, 既受講者の知識・技術の再確認のための再受講も含め, 質の高い院内講習を継続させていく必要がある。
ISSN:0288-4348
1884-748X
DOI:10.11414/jjreanimatology1983.27.50