ボディービルダーの基礎代謝量と身体活動レベルの検討

「緒言」 「日本人の食事摂取基準(2005年版)」1)(Dietary Recommended Intake:DRI)では推定エネルギー必要量(Estimated Energy Requirement:EER)を, 基礎代謝量(Basal Metabolic Rate:BMR)と身体活動レベル(Physical Activity Level:PAL)を用いて算定している. DRIは健康な個人または集団を対象としており, 極端にエネルギー消費量の多いスポーツ選手や高い身体活動量を有する者, 傷病者等を含んでいないため, スポーツ選手のEER推定のためには, スポーツ選手の基礎代謝基準値及びPAL...

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Published in栄養学雑誌 Vol. 66; no. 4; pp. 195 - 200
Main Authors 山本祥子, 高田和子, 別所京子, 谷本道哉, 宮地元彦, 田中茂穂, 戸谷誠之, 田畑泉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本栄養改善学会 01.08.2008
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ISSN0021-5147

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Summary:「緒言」 「日本人の食事摂取基準(2005年版)」1)(Dietary Recommended Intake:DRI)では推定エネルギー必要量(Estimated Energy Requirement:EER)を, 基礎代謝量(Basal Metabolic Rate:BMR)と身体活動レベル(Physical Activity Level:PAL)を用いて算定している. DRIは健康な個人または集団を対象としており, 極端にエネルギー消費量の多いスポーツ選手や高い身体活動量を有する者, 傷病者等を含んでいないため, スポーツ選手のEER推定のためには, スポーツ選手の基礎代謝基準値及びPALの値の設定が必要となる. そのため, 国立スポーツ科学センター(Japan Institute of Sports Science:JISS)は, 日本人スポーツ選手を対象とした基準値策定に関するプロジェクトを立ち上げ, スポーツ選手を対象としたBMRとPALについて報告した2,3).
ISSN:0021-5147