基本健診データから算出した脳卒中リスクスコアの高値群とその他の群の食品・栄養素等摂取量の比較に関する研究
「緒言」厚生労働省は, 医療費適正化のため平成18年4月に医療制度改革を行い, 生活習慣病の一次予防に重点を置く方針を掲げた. このため, 健康診査実施後に保健指導の必要度に応じて指導対象者を階層化し, 効果的な保健指導をするように指導することを医療保険者に求めている. 青森県では, 脳卒中の標準化死亡比が全国一高く, 医療費, 介護費への寄与も大きいことから, 脳卒中の予防方策が求められている. そこで我々は, 住民基本健診データから既報の計算法を用いて脳卒中のリスクスコアを計算し, さらにそのスコアが高い人とその他の人の食事にはどのような違いがあるのかを調べ, 脳卒中の予防と保健指導に役立...
        Saved in:
      
    
          | Published in | 栄養学雑誌 Vol. 66; no. 2; pp. 69 - 76 | 
|---|---|
| Main Authors | , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本栄養改善学会
    
        01.04.2008
     | 
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 0021-5147 | 
Cover
| Summary: | 「緒言」厚生労働省は, 医療費適正化のため平成18年4月に医療制度改革を行い, 生活習慣病の一次予防に重点を置く方針を掲げた. このため, 健康診査実施後に保健指導の必要度に応じて指導対象者を階層化し, 効果的な保健指導をするように指導することを医療保険者に求めている. 青森県では, 脳卒中の標準化死亡比が全国一高く, 医療費, 介護費への寄与も大きいことから, 脳卒中の予防方策が求められている. そこで我々は, 住民基本健診データから既報の計算法を用いて脳卒中のリスクスコアを計算し, さらにそのスコアが高い人とその他の人の食事にはどのような違いがあるのかを調べ, 脳卒中の予防と保健指導に役立つ食事に関する方策を明らかにすることを目的とした. 対象と方法 1. 対象者 青森県K市の平成17年度の住民基本健康診査(以下, 健診)受診者のうち, 本調査研究に協力してくれた2,600名を対象とした. | 
|---|---|
| ISSN: | 0021-5147 |