トノメトリ法による連続血圧測定装置の歯科治療に際しての有用性について
トノメトリ法による連続血圧測定装置の有病者の歯科治療における有用性を, 従来のカフを用いたオシロメトリック法による自動血圧計と比較検討した。 トノメトリ法によって得られた血圧 (TBP) とオシロメトリック法によって得られた血圧 (CBP) の間には強い相関性と一致性が認められた。TBPは, CBPでは間欠的にしか測定できないため追随不可能な歯科治療中の急激な血圧変動を測定できるという点, また, 動脈圧波形が不整脈の評価に役立つという点てCBPより有病者の歯科治療上とくに有用であると考えられた。...
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Published in | 有病者歯科医療 Vol. 5; no. 2; pp. 114 - 118 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本有病者歯科医療学会
30.04.1997
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Subjects | |
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ISSN | 0918-8150 1884-667X |
DOI | 10.11255/jjmcp1992.5.114 |
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Summary: | トノメトリ法による連続血圧測定装置の有病者の歯科治療における有用性を, 従来のカフを用いたオシロメトリック法による自動血圧計と比較検討した。 トノメトリ法によって得られた血圧 (TBP) とオシロメトリック法によって得られた血圧 (CBP) の間には強い相関性と一致性が認められた。TBPは, CBPでは間欠的にしか測定できないため追随不可能な歯科治療中の急激な血圧変動を測定できるという点, また, 動脈圧波形が不整脈の評価に役立つという点てCBPより有病者の歯科治療上とくに有用であると考えられた。 |
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ISSN: | 0918-8150 1884-667X |
DOI: | 10.11255/jjmcp1992.5.114 |