学校教育のなかで図書館を活用するために 中学校図書館での実践を振り返って

1998年の学習指導要領改定以降,学校図書館がすすめてきたさまざまな取り組みのなかから,情報リテラシー教育の一環としての図書館利用教育と,学びの「場」としての学校図書館づくりに焦点を合わせて論じる。筆者自身の中学校図書館における実践と,国内外の学校図書館・公共図書館の動向から,学校図書館員による図書館利用教育の推進と,主体的・対話的に学べる「場」づくりは,学校教育のなかで「言語活動や探究活動の場」として図書館を活用していくために必要な要素であることを示した。また,教員と学校図書館員の協力や,図書館側の情報発信を今後の課題として指摘した。...

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Published inコンピュータ&エデュケーション Vol. 48; pp. 31 - 36
Main Author 庭井, 史絵
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 CIEC 01.06.2020
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ISSN2186-2168
2188-6962
DOI10.14949/konpyutariyoukyouiku.48.31

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Summary:1998年の学習指導要領改定以降,学校図書館がすすめてきたさまざまな取り組みのなかから,情報リテラシー教育の一環としての図書館利用教育と,学びの「場」としての学校図書館づくりに焦点を合わせて論じる。筆者自身の中学校図書館における実践と,国内外の学校図書館・公共図書館の動向から,学校図書館員による図書館利用教育の推進と,主体的・対話的に学べる「場」づくりは,学校教育のなかで「言語活動や探究活動の場」として図書館を活用していくために必要な要素であることを示した。また,教員と学校図書館員の協力や,図書館側の情報発信を今後の課題として指摘した。
ISSN:2186-2168
2188-6962
DOI:10.14949/konpyutariyoukyouiku.48.31