医学教育における新しい教育観に基づく学習資料に関する後方分析 他大学の専門家との連携と未解決の問題点の指摘

平成13年3月に公表された「21世紀における医学・歯学教育の改善方法について―学部教育再構築のために―」に従った新しい教育観に基づく医学教育改革が進行している。新しい高等教育には、不可欠の要素として、授業の目的(GIO)と達成目標(SBOs)の重要性と問題発見・解決/課題探求(PBL)型教育の推進が強く指摘されている。その趣旨に賛同する立場から、そのための授業で提供する学習資料を試作し、学習者と作成者の立場からの試供/試用結果を元に後方分析を行った。方法論的な改善点に加え、通常の一斉授業では問題となりにくいが、情報通信網(Internet)の利便性を追求するときには避けがたい問題点が抽出された...

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Published inコンピュータ&エデュケーション Vol. 14; pp. 86 - 92
Main Authors 中村, 彰, 吉岡, 尚文, 権守, 邦夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 CIEC 2003
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ISSN2186-2168
2188-6962
DOI10.14949/konpyutariyoukyouiku.14.86

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Summary:平成13年3月に公表された「21世紀における医学・歯学教育の改善方法について―学部教育再構築のために―」に従った新しい教育観に基づく医学教育改革が進行している。新しい高等教育には、不可欠の要素として、授業の目的(GIO)と達成目標(SBOs)の重要性と問題発見・解決/課題探求(PBL)型教育の推進が強く指摘されている。その趣旨に賛同する立場から、そのための授業で提供する学習資料を試作し、学習者と作成者の立場からの試供/試用結果を元に後方分析を行った。方法論的な改善点に加え、通常の一斉授業では問題となりにくいが、情報通信網(Internet)の利便性を追求するときには避けがたい問題点が抽出された。
ISSN:2186-2168
2188-6962
DOI:10.14949/konpyutariyoukyouiku.14.86