高速液体クロマトグラフィーによる血漿中および尿中メバロン酸の測定
UV検出器を用いた高速液体クロマトグラフィー (HPLC) による, 人体液中メバロン酸 (MVA) の測定法を開発した。本法は, メバロン酸を抽出乾固する際に少量の強酸を加え, メバロン酸のラクトン体であるメバロノラクトン (MVL) をデヒドロメバロノラクトン (D-MVL) へと変化させ, そのUV吸収を測定することを原理とする。添加回収率は, 血漿で95.6~104.0%, 尿で99回4~103.8%を示した。検出限界は, S/N=4で 0.8ng/mlであった。再現性, 直線性も良好であり臨床検査として有用であると考えられた。...
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Published in | 臨床化学 Vol. 24; no. 2; pp. 89 - 93 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本臨床化学会
30.06.1995
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Subjects | |
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ISSN | 0370-5633 2187-4077 |
DOI | 10.14921/jscc1971b.24.2_89 |
Cover
Summary: | UV検出器を用いた高速液体クロマトグラフィー (HPLC) による, 人体液中メバロン酸 (MVA) の測定法を開発した。本法は, メバロン酸を抽出乾固する際に少量の強酸を加え, メバロン酸のラクトン体であるメバロノラクトン (MVL) をデヒドロメバロノラクトン (D-MVL) へと変化させ, そのUV吸収を測定することを原理とする。添加回収率は, 血漿で95.6~104.0%, 尿で99回4~103.8%を示した。検出限界は, S/N=4で 0.8ng/mlであった。再現性, 直線性も良好であり臨床検査として有用であると考えられた。 |
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ISSN: | 0370-5633 2187-4077 |
DOI: | 10.14921/jscc1971b.24.2_89 |