B-RTO施行時における3D-Rotational angiography (3D-RA) の有用性

バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術 (B-RTO : balloon occluded retrograde transvenous obliteration) 施行時, 塞栓すべき胃粘膜下静脈瘤の同定と流出路の連続性確認が最も重要で, 流出路のみを閉塞してしまうと胃静脈瘤破裂を逆に助長する危険がある.今回我々は脳神経領域の主に脳動脈瘤の血管内治療に際して頻用されている3D-rotational angiography (以下, 3D-RA) を用い, 全例において塞栓すべき静脈瘤と流出路の連続性の描出に成功した.この手技は簡便さや低侵襲性および経済性において有用であると考えられる....

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Published in日本門脈圧亢進症学会雑誌 Vol. 11; no. 4; pp. 315 - 319
Main Authors 今井, 裕, 渡辺, 勲史, 加川, 建弘, 長岡, 礼子, 長田, 成彦, 橋本, 毅, 小嶋, 清一郎, 小泉, 淳, 峯, 徹哉, 山下, 智裕, 長島, 礼奈
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本門脈圧亢進症学会 2005
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ISSN1344-8447
2186-6376
DOI10.11423/jsph1999.11.4_315

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Summary:バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術 (B-RTO : balloon occluded retrograde transvenous obliteration) 施行時, 塞栓すべき胃粘膜下静脈瘤の同定と流出路の連続性確認が最も重要で, 流出路のみを閉塞してしまうと胃静脈瘤破裂を逆に助長する危険がある.今回我々は脳神経領域の主に脳動脈瘤の血管内治療に際して頻用されている3D-rotational angiography (以下, 3D-RA) を用い, 全例において塞栓すべき静脈瘤と流出路の連続性の描出に成功した.この手技は簡便さや低侵襲性および経済性において有用であると考えられる.
ISSN:1344-8447
2186-6376
DOI:10.11423/jsph1999.11.4_315