最大径22 mmで破裂した孤立性総腸骨動脈瘤の1例

要 旨:孤立性腸骨動脈瘤は稀で,最大径35 mm以上で手術適応とされている。最大径22 mmで破裂した孤立性総腸骨動脈瘤症例を経験した。79歳,男性。自室で倒れたところを発見され,搬送された。造影CT検査で,最大径22 mmの左総腸骨動脈瘤と周囲の血腫を認めた。左総腸骨動脈瘤破裂の診断で緊急手術を施行した。左総腸骨動脈後壁に破裂口を認め,その中枢側に限局解離を伴っていた。このような小径での破裂は稀であると思われた。...

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Published in脈管学 Vol. 53; no. March; pp. 39 - 41
Main Authors 滝谷, 博志, 森, 義雄, 初音, 俊樹, 梅田, 幸生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 10.03.2013
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.53.39

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Summary:要 旨:孤立性腸骨動脈瘤は稀で,最大径35 mm以上で手術適応とされている。最大径22 mmで破裂した孤立性総腸骨動脈瘤症例を経験した。79歳,男性。自室で倒れたところを発見され,搬送された。造影CT検査で,最大径22 mmの左総腸骨動脈瘤と周囲の血腫を認めた。左総腸骨動脈瘤破裂の診断で緊急手術を施行した。左総腸骨動脈後壁に破裂口を認め,その中枢側に限局解離を伴っていた。このような小径での破裂は稀であると思われた。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.53.39