藤田保健衛生大学病院口唇口蓋裂センターの現状と今後の展望 チーム医療でのコーディネーターの役割

藤田保健衛生大学病院では,1992年口唇口蓋裂センターを立ち上げ,口唇口蓋裂をはじめとする顎・顔面領域の先天異常の治療にあたってきた。 口唇口蓋裂の治療では,種々の知識・技術が,長期間にわたり必要である。このような疾患のチーム医療では,そのチームの体制,さらにそのチームをどのように運営して行くかが重要である。その運営方式には,(a)リレー方式,(b)コンダクター方式,(c)コーディネーター方式,(d)アッセンブリー方式,などが考えられる。 藤田保健衛生大学病院口唇口蓋裂センターでは,(c)コーディネーター方式で運営している。現在我々のセンターでは,1500人以上の口唇口蓋裂患者を治療してきた。...

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Published in日本口蓋裂学会雑誌 Vol. 38; no. 1; pp. 29 - 34
Main Authors 近藤, 俊, 奥本, 隆行, 川村, 友香, 内藤, 健晴, 今村, 基尊, 相澤, 貴子, 吉村, 陽子, 佐藤, 公治, 小林, 義和, 堀部, 晴司, 水谷, 英樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本口蓋裂学会 25.04.2013
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ISSN0386-5185
2186-5701
DOI10.11224/cleftpalate.38.29

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Summary:藤田保健衛生大学病院では,1992年口唇口蓋裂センターを立ち上げ,口唇口蓋裂をはじめとする顎・顔面領域の先天異常の治療にあたってきた。 口唇口蓋裂の治療では,種々の知識・技術が,長期間にわたり必要である。このような疾患のチーム医療では,そのチームの体制,さらにそのチームをどのように運営して行くかが重要である。その運営方式には,(a)リレー方式,(b)コンダクター方式,(c)コーディネーター方式,(d)アッセンブリー方式,などが考えられる。 藤田保健衛生大学病院口唇口蓋裂センターでは,(c)コーディネーター方式で運営している。現在我々のセンターでは,1500人以上の口唇口蓋裂患者を治療してきた。今後も,より的確かつ効率的なチーム医療の在り方を模索する必要があると考えている。
ISSN:0386-5185
2186-5701
DOI:10.11224/cleftpalate.38.29