茨城県稲敷市における大規模農家の展開過程 地域農業構造と地域労働市場の視角から
本稿は,茨城県稲敷市の大規模農家を対象として,地域農業構造と地域労働市場の視角から経営分析を行った.当該経営は,雇用労働力を利用した土地利用型農業を営んでおり,利潤部分を確保すると同時に,地域の農地の引き受け手として一定の役割を果たしていた.こうした経営の特徴は,対象地域における農地供給の増加,および相対的に低賃金の労働者が層として存在する地域労働市場条件を前提とするものであった....
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          | Published in | 農業問題研究 Vol. 52; no. 2; pp. 12 - 24 | 
|---|---|
| Main Author | |
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            農業問題研究学会
    
        2020
     | 
| Subjects | |
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 0915-597X 2434-2203  | 
| DOI | 10.24808/nomonken.52.2_12 | 
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| Summary: | 本稿は,茨城県稲敷市の大規模農家を対象として,地域農業構造と地域労働市場の視角から経営分析を行った.当該経営は,雇用労働力を利用した土地利用型農業を営んでおり,利潤部分を確保すると同時に,地域の農地の引き受け手として一定の役割を果たしていた.こうした経営の特徴は,対象地域における農地供給の増加,および相対的に低賃金の労働者が層として存在する地域労働市場条件を前提とするものであった. | 
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| ISSN: | 0915-597X 2434-2203  | 
| DOI: | 10.24808/nomonken.52.2_12 |