1970年代米国の公教育の変容における「オルタナティブ・スクール教師養成プログラム」の意義 インディアナ大学による取り組みの分析を通して

公立学校制度外に位置していたフリースクールの理念や実践が制度内に取り込まれ、オルタナティブ・スクールが成立した1970年代の米国では、既存の学校とオルタナティブ・スクールの共存により公立学校の多様性を拡張させるための教師養成プログラムが展開された。オルタナティブ・スクールの教師の養成にとどまらず、教職に異質性を持ち込み、大学や学区、既存の教師を含めた、関係者間の協働と相互変容のための共通の基盤の構築を担った。...

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Published in教育学研究 Vol. 92; no. 2; pp. 214 - 225
Main Author 小野 明日美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本教育学会 2025
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ISSN0387-3161
2187-5278
DOI10.11555/kyoiku.92.2_214

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Summary:公立学校制度外に位置していたフリースクールの理念や実践が制度内に取り込まれ、オルタナティブ・スクールが成立した1970年代の米国では、既存の学校とオルタナティブ・スクールの共存により公立学校の多様性を拡張させるための教師養成プログラムが展開された。オルタナティブ・スクールの教師の養成にとどまらず、教職に異質性を持ち込み、大学や学区、既存の教師を含めた、関係者間の協働と相互変容のための共通の基盤の構築を担った。
ISSN:0387-3161
2187-5278
DOI:10.11555/kyoiku.92.2_214