平滑化B-スプライン関数を援用した有限要素法によるヒステリシスを伴う不飽和浸透流の解析 多孔体中の不飽和浸透流の研究(III)
前報(藤縄.1997)では.土壌水分特性θ(h)および不飽和透水係数k(h)におけるヒステリシスを評価する新しい方法を提案し.Vachaud&Thony(1971)が行った実験結果を用いてその妥当性を検証した.本報では.浸潤前線を伴う浸透問題を解くときに発生する数値解の振動による影響を解消し.正しい走査曲線が選定できる平滑化B-スプライン関数を援用した有限要素法について考察する.本法をVachaud&Thonyの再分布実験に適用し.サクションと体積含水率について実験結果と比較したところ.良好な結果が得られた....
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| Published in | 地下水学会誌 Vol. 40; no. 3; pp. 311 - 327 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益社団法人 日本地下水学会
31.08.1998
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0913-4182 2185-5943 |
| DOI | 10.5917/jagh1987.40.311 |
Cover
| Summary: | 前報(藤縄.1997)では.土壌水分特性θ(h)および不飽和透水係数k(h)におけるヒステリシスを評価する新しい方法を提案し.Vachaud&Thony(1971)が行った実験結果を用いてその妥当性を検証した.本報では.浸潤前線を伴う浸透問題を解くときに発生する数値解の振動による影響を解消し.正しい走査曲線が選定できる平滑化B-スプライン関数を援用した有限要素法について考察する.本法をVachaud&Thonyの再分布実験に適用し.サクションと体積含水率について実験結果と比較したところ.良好な結果が得られた. |
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| ISSN: | 0913-4182 2185-5943 |
| DOI: | 10.5917/jagh1987.40.311 |