血管内レーザー治療の位置づけ—大腿ストリッピング手術との比較検討
要旨:980-nm ダイオードレーザーによる血管内レーザー治療(EV 群)と大腿ストリッピング(ST 群)の治療成績,静脈機能を比較検討した。両群ともに初期成功率100%で,重大な合併症はなかった。EV 群は94.3%の症例で術前の自覚症状が軽快し,術後12 カ月で血管閉塞率98%,EHIT 合併11.9%(Class 3:0.7%)であった。空気容積脈波法による静脈機能の検討では,両群ともに術後有意に改善したが,EV 群の静脈機能の改善はST 群には及ばなかった。...
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Published in | 脈管学 Vol. 55; no. 2; pp. 13 - 20 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脈管学会
2015
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0387-1126 1880-8840 |
DOI | 10.7133/jca.14-00016 |
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Summary: | 要旨:980-nm ダイオードレーザーによる血管内レーザー治療(EV 群)と大腿ストリッピング(ST 群)の治療成績,静脈機能を比較検討した。両群ともに初期成功率100%で,重大な合併症はなかった。EV 群は94.3%の症例で術前の自覚症状が軽快し,術後12 カ月で血管閉塞率98%,EHIT 合併11.9%(Class 3:0.7%)であった。空気容積脈波法による静脈機能の検討では,両群ともに術後有意に改善したが,EV 群の静脈機能の改善はST 群には及ばなかった。 |
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ISSN: | 0387-1126 1880-8840 |
DOI: | 10.7133/jca.14-00016 |