内発的発展とつなぐ存在 JICA「タンザニア国ソコイネ農業大学地域開発センタープロジェクト」の分析から

1999年から5年間,JICAはタンザニアにて内発的な農村開発手法「SUAメソッド」の確立を目指した技術協力を実施した.それ以降,実施地域では住民主体のさまざまな活動が今日も継続している.その要因の把握を目的として,「つなぐ存在」をキーワードに当時のプロジェクト関係者への聞き取りを行った結果,多様な「つなぐ存在」が内発的発展に重要な役割を果たしていることがわかった.そして,活動の進展と共に,住民自身が主体的にエンパワーメントを果たし「つなぐ存在」は地域社会に取り込まれていった....

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Published in沙漠研究 Vol. 27; no. 1; pp. 17 - 22
Main Author 乾, 直樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本沙漠学会 2017
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ISSN0917-6985
2189-1761
DOI10.14976/jals.27.1_17

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Summary:1999年から5年間,JICAはタンザニアにて内発的な農村開発手法「SUAメソッド」の確立を目指した技術協力を実施した.それ以降,実施地域では住民主体のさまざまな活動が今日も継続している.その要因の把握を目的として,「つなぐ存在」をキーワードに当時のプロジェクト関係者への聞き取りを行った結果,多様な「つなぐ存在」が内発的発展に重要な役割を果たしていることがわかった.そして,活動の進展と共に,住民自身が主体的にエンパワーメントを果たし「つなぐ存在」は地域社会に取り込まれていった.
ISSN:0917-6985
2189-1761
DOI:10.14976/jals.27.1_17