動物型ロボットの対動物アバターとしての可能性 人類と動物の間に立てるか

我々は鳥獣被害対策に向け,動物に対しコミュニケーションを行う棲み分けロボットの開発を行っている.開発中の多脚歩行ロボット「しろやぎ」は機械的リンク機構の積極活用によって,低コスト化可能なシンプルさと強度の高さを実現している.直近はクマ対策に適用可能な新型機の設計に向け,鳥獣被害対策に向けた外装と威嚇用伸縮機構を追加し,動物に提示する試験を行っており,本稿において現在までの取り組みの概略を述べる....

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Bibliographic Details
Published in沙漠研究 Vol. 28; no. 1; pp. 33 - 38
Main Authors 榊原, 大祐, 齋藤, 敬, 草間, 裕介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本沙漠学会 2018
Subjects
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ISSN0917-6985
2189-1761
DOI10.14976/jals.28.1_33

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Summary:我々は鳥獣被害対策に向け,動物に対しコミュニケーションを行う棲み分けロボットの開発を行っている.開発中の多脚歩行ロボット「しろやぎ」は機械的リンク機構の積極活用によって,低コスト化可能なシンプルさと強度の高さを実現している.直近はクマ対策に適用可能な新型機の設計に向け,鳥獣被害対策に向けた外装と威嚇用伸縮機構を追加し,動物に提示する試験を行っており,本稿において現在までの取り組みの概略を述べる.
ISSN:0917-6985
2189-1761
DOI:10.14976/jals.28.1_33