治療困難な脳動脈瘤 開頭手術に残された課題

きわめて予後不良である巨大脳動脈瘤に対する治療は, 通常の動脈瘤頚部クリッピングや動脈瘤内コイル塞栓術では困難である. 治療困難な巨大脳動脈瘤の血栓化および退縮を目的とし, 動脈瘤周辺の血管を分離することにより動脈瘤へ流入する血流を減少させる治療をflow reduction treatmentと定義し, この治療のコンセプトと明らかになりつつある問題点および今後の展望について概説する....

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Published in脳神経外科ジャーナル Vol. 22; no. 10; pp. 742 - 748
Main Authors 宮本, 享, 舟木, 健史, 高橋, 淳, 菊池, 隆幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳神経外科コングレス 2013
Subjects
flow reduction treatment
giant cerebral aneurysm
surgical risk
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ISSN0917-950X
2187-3100
DOI10.7887/jcns.22.742

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Summary:きわめて予後不良である巨大脳動脈瘤に対する治療は, 通常の動脈瘤頚部クリッピングや動脈瘤内コイル塞栓術では困難である. 治療困難な巨大脳動脈瘤の血栓化および退縮を目的とし, 動脈瘤周辺の血管を分離することにより動脈瘤へ流入する血流を減少させる治療をflow reduction treatmentと定義し, この治療のコンセプトと明らかになりつつある問題点および今後の展望について概説する.
ISSN:0917-950X
2187-3100
DOI:10.7887/jcns.22.742