脳神経疾患に対する細胞治療の実際 自家骨髄間葉系幹細胞を用いた脳梗塞および脊髄損傷に対する再生医療 医師主導治験による実用化

われわれは, これまでの研究成果に基づき, 自己培養骨髄間葉系幹細胞を薬事法下で一般医療化すべく, 治験薬として医師主導治験を実施し, 医薬品 (再生医療等製品) として実用化することを試みている. 脳梗塞は, 2013年2月に治験届を提出し, 医師主導治験 (第Ⅲ相) を開始している. 脊髄損傷は, 2013年10月に治験届を提出し, 医師主導治験 (第Ⅱ相) を開始している. 今後, 数年後をめどに薬事承認を受けることを目指して現在進行中である. 治験の詳細は, 本学公式ホームページ上の専用ページに掲載済みである (http://web.sapmed.ac.jp/saisei/index....

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Bibliographic Details
Published in脳神経外科ジャーナル Vol. 25; no. 12; pp. 979 - 984
Main Author 本望, 修
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳神経外科コングレス 2016
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ISSN0917-950X
2187-3100
DOI10.7887/jcns.25.979

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Summary:われわれは, これまでの研究成果に基づき, 自己培養骨髄間葉系幹細胞を薬事法下で一般医療化すべく, 治験薬として医師主導治験を実施し, 医薬品 (再生医療等製品) として実用化することを試みている. 脳梗塞は, 2013年2月に治験届を提出し, 医師主導治験 (第Ⅲ相) を開始している. 脊髄損傷は, 2013年10月に治験届を提出し, 医師主導治験 (第Ⅱ相) を開始している. 今後, 数年後をめどに薬事承認を受けることを目指して現在進行中である. 治験の詳細は, 本学公式ホームページ上の専用ページに掲載済みである (http://web.sapmed.ac.jp/saisei/index.php).
ISSN:0917-950X
2187-3100
DOI:10.7887/jcns.25.979