学会発表指南 インプレッシブであるために
脳神経外科医の役割は, 診療のみではない. 日々の診療で経験する疾患のさまざまな発見を発信して多くの医師と共有する. これは, その疾患の治療に貢献し, さらには医学の発展にもつながる. 学会発表は発見を公表する手段の1つである. 集った多くの人と直接 「見る」 , 「聴く」 , 「議論する」 ことができ, 発見の新たな理解につながる. しかし, 学会発表には時間の制限があり, 不十分な準備の発表は内容が正確に伝わらないなどのリスクがある. そのために, 聴講者に発見を適切に伝えることができるよう学会発表準備のポイントを押さえ, 聴講者の記憶に残るインプレッシブな学会発表を目指す. 特に若い脳...
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Published in | 脳神経外科ジャーナル Vol. 30; no. 4; pp. 287 - 290 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脳神経外科コングレス
2021
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0917-950X 2187-3100 |
DOI | 10.7887/jcns.30.287 |
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Summary: | 脳神経外科医の役割は, 診療のみではない. 日々の診療で経験する疾患のさまざまな発見を発信して多くの医師と共有する. これは, その疾患の治療に貢献し, さらには医学の発展にもつながる. 学会発表は発見を公表する手段の1つである. 集った多くの人と直接 「見る」 , 「聴く」 , 「議論する」 ことができ, 発見の新たな理解につながる. しかし, 学会発表には時間の制限があり, 不十分な準備の発表は内容が正確に伝わらないなどのリスクがある. そのために, 聴講者に発見を適切に伝えることができるよう学会発表準備のポイントを押さえ, 聴講者の記憶に残るインプレッシブな学会発表を目指す. 特に若い脳神経外科医は, 診療の発見を多く発信することを心がけるべきである. |
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ISSN: | 0917-950X 2187-3100 |
DOI: | 10.7887/jcns.30.287 |