乳幼児家族へのハイブリッド看護に関する認識とヘルスリテラシーとの関連 乳幼児家族と看護職者との比較

本研究では、乳幼児家族へのハイブリッド看護の認識とヘルスリテラシーとの関連について、乳幼児家族及び看護職者との比較を通して明らかにすることを目的とした。乳幼児家族・看護職者を対象にアンケート調査を実施した結果、家族345名、看護職者56名より回答が得られた(回収/有効回答率:家族7.67/97.73%、看護職者37.66/96.55%)。乳幼児家族への16の看護について家族・看護職者共に母児の健康診査を含む11の項目で対面による方法での選択が最も多い一方、情報提供に関する項目では教材を含む複数の看護方法の選択がみられた。看護方法に関する選択数は家族と比較して看護職者で有意に多く、様々な方法で家...

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Published in日本母性看護学会誌 Vol. 25; no. 2; pp. 17 - 25
Main Author 岩﨑, 順子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本母性看護学会 24.03.2025
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ISSN1345-773X
2434-6187
DOI10.32305/jjsmn.25.2_17

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Summary:本研究では、乳幼児家族へのハイブリッド看護の認識とヘルスリテラシーとの関連について、乳幼児家族及び看護職者との比較を通して明らかにすることを目的とした。乳幼児家族・看護職者を対象にアンケート調査を実施した結果、家族345名、看護職者56名より回答が得られた(回収/有効回答率:家族7.67/97.73%、看護職者37.66/96.55%)。乳幼児家族への16の看護について家族・看護職者共に母児の健康診査を含む11の項目で対面による方法での選択が最も多い一方、情報提供に関する項目では教材を含む複数の看護方法の選択がみられた。看護方法に関する選択数は家族と比較して看護職者で有意に多く、様々な方法で家族へ看護を実践していくハイブリッドによる看護の可能性が示唆された。また、教材での方法を選択した家族・看護職者でヘルスリテラシーは有意に高い結果であり、ヘルスリテラシーが看護方法の選択に関連していた。
ISSN:1345-773X
2434-6187
DOI:10.32305/jjsmn.25.2_17