医学部における自主計画・人間関係態度教育の成果 (1992~2001年)

東京女子医科大学の学生は, 医学部入学以来, 人間関係態度教育 (HR) を通して, よりよい患者医師関係を築く方法を学んでいる.第3学年では患者と医師の間に良好な人間関係を築く上で, 今自分に何が不足しているかを気づき, その改善方法を洞察する目的で「夏休み自主計画体験学習」を行っている.今回, 学生の実習レポートと実習後の講義時に行ったアンケートを分析し, この教育方法による成果を検討した.その結果, このカリキュラムが学生の患者医師関係を考える契機となっていることが明らかとなった....

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Published in医学教育 Vol. 35; no. 6; pp. 395 - 405
Main Authors 鈴木, 真理, 青木, 禎, 田中, 朱美, 三石, 知左子, 竹宮, 敏子, 西川, 恵, 渡辺, 弘美, 堀川, 博朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 25.12.2004
Subjects
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ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan1970.35.395

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Summary:東京女子医科大学の学生は, 医学部入学以来, 人間関係態度教育 (HR) を通して, よりよい患者医師関係を築く方法を学んでいる.第3学年では患者と医師の間に良好な人間関係を築く上で, 今自分に何が不足しているかを気づき, その改善方法を洞察する目的で「夏休み自主計画体験学習」を行っている.今回, 学生の実習レポートと実習後の講義時に行ったアンケートを分析し, この教育方法による成果を検討した.その結果, このカリキュラムが学生の患者医師関係を考える契機となっていることが明らかとなった.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan1970.35.395