交通流シミュレータDEBNetSの現況再現性向上とシミュレーションシステムによる交通政策の評価に関する事例研究

本研究では, 集計的かつ動的な交通流と個々人の生活行動, 交通行動との相互作用を考慮した需要予測システムを構築することを目的として開発された動的交通流シミュレータDEBNetSの現況再現性を検証するとともに, DEBNetSの交通流シミュレータとしての枠組みの中で, 簡便な方法でその現況再現性を向上させる方策を検討した. その結果, 観測リンク交通量と予測リンク交通量の相関を高めたばかりでなく, 乖離が大きかった高速道路利用者の平均走行速度も実績値に近い値となった. さらに生活行動シミュレータPCATSとの統合による需要予測も良好な結果が得られた....

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Published in土木計画学研究・論文集 Vol. 18; pp. 611 - 616
Main Authors 北村, 隆一, 菊池, 輝, 白水, 靖郎, 藤井, 聡
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 土木学会 30.09.2001
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ISSN0913-4034
1884-8303
DOI10.2208/journalip.18.611

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Summary:本研究では, 集計的かつ動的な交通流と個々人の生活行動, 交通行動との相互作用を考慮した需要予測システムを構築することを目的として開発された動的交通流シミュレータDEBNetSの現況再現性を検証するとともに, DEBNetSの交通流シミュレータとしての枠組みの中で, 簡便な方法でその現況再現性を向上させる方策を検討した. その結果, 観測リンク交通量と予測リンク交通量の相関を高めたばかりでなく, 乖離が大きかった高速道路利用者の平均走行速度も実績値に近い値となった. さらに生活行動シミュレータPCATSとの統合による需要予測も良好な結果が得られた.
ISSN:0913-4034
1884-8303
DOI:10.2208/journalip.18.611