極限釣合い法によるジオテキスタイル補強土壁の応力~変形挙動の推定に関する試案

ジオテキスタイル補強土壁はその利用目的から変形挙動の予測が重要な場合がある。通常,この予測はFEM解析によることが一般的であるが,本報告では極限釣合い法を基本としてジオテキスタイル補強土壁の変形挙動,ジオテキスタイルの張力分布,並びに壁面土圧の推定を試みることを目的とするものである。 解析の都合上,補強土壁は分割型コンクリートパネル形式とし,壁の前面から支持され,築造終了後にその支持を除去する条件を想定している。また,解析の簡略化のために直線すべりによる試行くさび法(クーロン土圧の方法)を適用し,各パネルの連結部から発生する一連の仮想すべり面に対する釣合い条件を基に補強土壁の内部応力~変形挙動...

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Published inジオテキスタイルシンポジウム発表論文集 Vol. 9; pp. 29 - 37
Main Authors 福田, 直三, 田尻, 宣夫, 土橋, 聖賢, 小野寺, 誠一, 趙, 三徳, 石川, 重則, 苗村, 正三
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 国際ジオシンセティックス学会 日本支部 30.11.1994
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ISSN0913-7882
DOI10.5030/jcigsjournal1986.9.29

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Summary:ジオテキスタイル補強土壁はその利用目的から変形挙動の予測が重要な場合がある。通常,この予測はFEM解析によることが一般的であるが,本報告では極限釣合い法を基本としてジオテキスタイル補強土壁の変形挙動,ジオテキスタイルの張力分布,並びに壁面土圧の推定を試みることを目的とするものである。 解析の都合上,補強土壁は分割型コンクリートパネル形式とし,壁の前面から支持され,築造終了後にその支持を除去する条件を想定している。また,解析の簡略化のために直線すべりによる試行くさび法(クーロン土圧の方法)を適用し,各パネルの連結部から発生する一連の仮想すべり面に対する釣合い条件を基に補強土壁の内部応力~変形挙動を推定した。
ISSN:0913-7882
DOI:10.5030/jcigsjournal1986.9.29