観光周遊行動を対象とした複数目的地の組合せ決定に関する逐次的モデル
本研究では京都市で得られた観光周遊行動データをもとに, 個人の目的地選択特性を分析するとともに, 一日に訪問する活動箇所の組み合わせを事前に決定するモデルの一つとして, 試行錯誤的決定プロセスを仮定したモデルの構築を試みた.利用手段別および来訪頻度別にパラメータを推定した結果, 自動車利用者は公共機関利用者に比べて活動箇所数が少なくその位置のばらつきが大きい組み合わせを選びやすいこと, はじめての人は二度目以降の人に比べて活動箇所数が多くその位置のばらつきも大きい組み合わせを選びやすいことが示唆された.またこれらの傾向が個人の目的地選択特性と整合することが確認された....
Saved in:
| Published in | 土木計画学研究・論文集 Vol. 17; pp. 575 - 581 |
|---|---|
| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | English Japanese |
| Published |
公益社団法人 土木学会
30.09.2000
|
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0913-4034 1884-8303 |
| DOI | 10.2208/journalip.17.575 |
Cover
| Summary: | 本研究では京都市で得られた観光周遊行動データをもとに, 個人の目的地選択特性を分析するとともに, 一日に訪問する活動箇所の組み合わせを事前に決定するモデルの一つとして, 試行錯誤的決定プロセスを仮定したモデルの構築を試みた.利用手段別および来訪頻度別にパラメータを推定した結果, 自動車利用者は公共機関利用者に比べて活動箇所数が少なくその位置のばらつきが大きい組み合わせを選びやすいこと, はじめての人は二度目以降の人に比べて活動箇所数が多くその位置のばらつきも大きい組み合わせを選びやすいことが示唆された.またこれらの傾向が個人の目的地選択特性と整合することが確認された. |
|---|---|
| ISSN: | 0913-4034 1884-8303 |
| DOI: | 10.2208/journalip.17.575 |