ジオテキスタイルのフィルター性能評価試験

近年、河川堤防や護岸等の吸い出し防止材(フィルター材)にジオテキスタイルが利用されるようになってきた。しかしながら、我が国においてジオテキスタイルをフィルター材として用いる場合の試験方法・品質基準等が未確立なのが現状である。 そこで、ジオテキスタイルのフィルター性能を評価する試験方法を新たに提案するとともに、代表的な材質のフィルター材によって試験方法の適用性の検討を行った。具体的には、開孔径試験,垂直方向透水試験,促進目詰り試験である。 その結果、各試験方法ともフィルター性能を評価するための試験方法として適用性の高いことがわかった。なお、開孔径試験では材質によって試験方法を選択する必要があるこ...

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Published inジオテキスタイルシンポジウム発表論文集 Vol. 8; pp. 49 - 58
Main Authors 関根, 一郎, 宇賀, 和夫, 浜口, 憲一郎, 三木, 博史, 佐藤, 正博, 林, 義之, 佐々木, 博明
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 国際ジオシンセティックス学会 日本支部 30.11.1993
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ISSN0913-7882
DOI10.5030/jcigsjournal1986.8.49

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Summary:近年、河川堤防や護岸等の吸い出し防止材(フィルター材)にジオテキスタイルが利用されるようになってきた。しかしながら、我が国においてジオテキスタイルをフィルター材として用いる場合の試験方法・品質基準等が未確立なのが現状である。 そこで、ジオテキスタイルのフィルター性能を評価する試験方法を新たに提案するとともに、代表的な材質のフィルター材によって試験方法の適用性の検討を行った。具体的には、開孔径試験,垂直方向透水試験,促進目詰り試験である。 その結果、各試験方法ともフィルター性能を評価するための試験方法として適用性の高いことがわかった。なお、開孔径試験では材質によって試験方法を選択する必要があることと、促進目詰り試験では若干の試験方法に対する改良点が見られた。
ISSN:0913-7882
DOI:10.5030/jcigsjournal1986.8.49