2都市モデルを用いた交通整備の評価に関する研究

わが国における都市問題の多くは人口の偏った集中、すなわち、東京一極集中に起因している問題が多くみられる。この問題を解決することは国土計画上の重要な課題の一つであるが、どのような交通整備がこれらの問題を改善するのか、さらには、地方分散策が国民にとって望ましいのか、と言った問題に答えることは出来ていない。すなわち、これらの国土計画を人口分布・社会的厚生の観点からは評価されていないのが現実である。そこで、本研究では、各種交通整備の評価を人口分布・社会的厚生の変化から評価できる2都市モデル(A System of Two Cities Model)を構築し、一極集中状況下での立地均衡状態での交通整備の...

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Published in土木計画学研究・論文集 Vol. 13; pp. 289 - 294
Main Authors 小池, 淳司, 森杉, 壽芳, 上田, 孝行
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 土木学会 31.08.1996
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ISSN0913-4034
1884-8303
DOI10.2208/journalip.13.289

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Summary:わが国における都市問題の多くは人口の偏った集中、すなわち、東京一極集中に起因している問題が多くみられる。この問題を解決することは国土計画上の重要な課題の一つであるが、どのような交通整備がこれらの問題を改善するのか、さらには、地方分散策が国民にとって望ましいのか、と言った問題に答えることは出来ていない。すなわち、これらの国土計画を人口分布・社会的厚生の観点からは評価されていないのが現実である。そこで、本研究では、各種交通整備の評価を人口分布・社会的厚生の変化から評価できる2都市モデル(A System of Two Cities Model)を構築し、一極集中状況下での立地均衡状態での交通整備の評価を行った。
ISSN:0913-4034
1884-8303
DOI:10.2208/journalip.13.289