QoM指標によるモビリティ水準の地域間比較手法の提案
本論文では, アマルティア・センのcapabilityアプローチの考え方に基づき, 交通施設のサービス水準に関して, QoM (Quality of mobdity) を定義し, 効率性と公平性の視点から交通施設整備の効果を評価する手法を提案した. この手法は移動可能性と移動選択性からなるモデルで構成されている. この手法を用いて, 地方都市である山鹿市における2種類の道路整備シナリオに対する効果の評価を行った. その結果, 今後, 地域全体のQoMは低下し, 格差が拡大すること, 地域間幹線道路と地域内道路の整備による格差の改善効果には違いがあることを明らかにした....
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| Published in | 土木計画学研究・論文集 Vol. 25; pp. 109 - 119 |
|---|---|
| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | English Japanese |
| Published |
公益社団法人 土木学会
30.09.2008
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0913-4034 1884-8303 |
| DOI | 10.2208/journalip.25.109 |
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| Summary: | 本論文では, アマルティア・センのcapabilityアプローチの考え方に基づき, 交通施設のサービス水準に関して, QoM (Quality of mobdity) を定義し, 効率性と公平性の視点から交通施設整備の効果を評価する手法を提案した. この手法は移動可能性と移動選択性からなるモデルで構成されている. この手法を用いて, 地方都市である山鹿市における2種類の道路整備シナリオに対する効果の評価を行った. その結果, 今後, 地域全体のQoMは低下し, 格差が拡大すること, 地域間幹線道路と地域内道路の整備による格差の改善効果には違いがあることを明らかにした. |
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| ISSN: | 0913-4034 1884-8303 |
| DOI: | 10.2208/journalip.25.109 |