内視鏡的粘膜下層剥離術が困難な早期胃がんに対する治療―Porfimer Sodium(Photofrin(R))を用いた2日連続照射法による光線力学治療
「要旨」内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection: ESD)や手術が困難な早期胃癌20症例27病変を対象とし, 14日間のクリニカルパスに従ってフォトフリン(R)投与48時間と72時間目にエキシマダイレーザーを照射する2日連続照射法による光線力学治療(photodynamic therapy: PDT)を行った. 初回治療のみで20例中17例(85.0%), 27病変中23病変(85.2%)においてcomplete responseが得られたが, 重篤な合併症はなかった. 本法によるフォトフリン(R)PDTは, ESDや手術が困難な早期胃がんに対...
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          | Published in | 日本レーザー医学会誌 Vol. 34; no. 2; pp. 118 - 123 | 
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| Main Authors | , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本レーザー医学会
    
        30.09.2013
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| ISSN | 0288-6200 | 
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| Summary: | 「要旨」内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection: ESD)や手術が困難な早期胃癌20症例27病変を対象とし, 14日間のクリニカルパスに従ってフォトフリン(R)投与48時間と72時間目にエキシマダイレーザーを照射する2日連続照射法による光線力学治療(photodynamic therapy: PDT)を行った. 初回治療のみで20例中17例(85.0%), 27病変中23病変(85.2%)においてcomplete responseが得られたが, 重篤な合併症はなかった. 本法によるフォトフリン(R)PDTは, ESDや手術が困難な早期胃がんに対して有効かつ安全な治療法であると考えられた. | 
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| ISSN: | 0288-6200 |