モンゴル遊牧民によるヒツジ・ヤギの識別体系 着色、耳刻、毛刈りによる識別

モンゴル遊牧民のヒッジ群に対する識別は, 背や尾部ヘラッカーの着色によって行い, 他群と区別していた。ヤギに対しては耳刻, 腹部の毛刈りによって自己所有群を確認していた。モンゴル遊牧民は, 経験にもとづく個人レベルの個体識別技術と他群への混入を防ぐために集団レベルで個体群を識別する技術とを分けて考えているように思われた。...

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Published in日本緬羊研究会誌 Vol. 1999; no. 36; pp. 33 - 36
Main Authors M., ブヤン, B., ミヤクダダク, 苗川, 博史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緬羊研究会 20.12.1999
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ISSN0389-1305
2186-1013
DOI10.11595/jpnjsheepsci1964.1999.33

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Summary:モンゴル遊牧民のヒッジ群に対する識別は, 背や尾部ヘラッカーの着色によって行い, 他群と区別していた。ヤギに対しては耳刻, 腹部の毛刈りによって自己所有群を確認していた。モンゴル遊牧民は, 経験にもとづく個人レベルの個体識別技術と他群への混入を防ぐために集団レベルで個体群を識別する技術とを分けて考えているように思われた。
ISSN:0389-1305
2186-1013
DOI:10.11595/jpnjsheepsci1964.1999.33