モンゴル遊牧民のヒツジの識別体系 歯による年齢鑑定法
モンゴルの遊牧民におけるヒツジの識別体系のうち, 特に歯による年齢鑑定法について検討した。 遊牧民は, 経験的に自らのヒツジを個体識別すると同時に, 各個体の年齢や性別も外観で決定していた。また, 個体識別の際, 歯をみながら年齢を確認する事があった。遊牧民のヒツジの歯による年齢鑑定法は, 下顎の切歯によって行われた。西モンゴル遊牧民における年齢鑑定法は, 明け3歳~4歳時に, 日本国内における年齢鑑定結果と違いがみられた。...
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| Published in | 日本緬羊研究会誌 Vol. 1997; no. 34; pp. 25 - 28 |
|---|---|
| Main Authors | , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本緬羊研究会
10.12.1997
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| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0389-1305 2186-1013 |
| DOI | 10.11595/jpnjsheepsci1964.1997.25 |
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| Summary: | モンゴルの遊牧民におけるヒツジの識別体系のうち, 特に歯による年齢鑑定法について検討した。 遊牧民は, 経験的に自らのヒツジを個体識別すると同時に, 各個体の年齢や性別も外観で決定していた。また, 個体識別の際, 歯をみながら年齢を確認する事があった。遊牧民のヒツジの歯による年齢鑑定法は, 下顎の切歯によって行われた。西モンゴル遊牧民における年齢鑑定法は, 明け3歳~4歳時に, 日本国内における年齢鑑定結果と違いがみられた。 |
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| ISSN: | 0389-1305 2186-1013 |
| DOI: | 10.11595/jpnjsheepsci1964.1997.25 |