バブルジェットプリンタの開発

バブルジェットプリンタは, ドロップオンデマンド型のインクジェットプリンタであり, 液体の沸騰を利用してノズルからインク滴を吐出させている.バブルジェットプリンタの利点は, 薄膜抵抗体を用いて沸騰を実現することにより, 微細ピッチでの多数ノズル配列が可能になることである.本稿では, バブルジェットプリンタの基本原理と開発の歴史について概説する.この20年間で, 液滴サイズは1/50まで微小化が進み, 写真画質を実現することができた。液滴吐出の実験観察と数値計算結果についても簡単に紹介する....

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Bibliographic Details
Published in日本流体力学会誌「ながれ」 Vol. 24; no. 6; pp. 603 - 608
Main Author 浅井, 朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 日本流体力学会 25.12.2005
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ISSN0286-3154
2185-4912
DOI10.11426/nagare1982.24.603

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Summary:バブルジェットプリンタは, ドロップオンデマンド型のインクジェットプリンタであり, 液体の沸騰を利用してノズルからインク滴を吐出させている.バブルジェットプリンタの利点は, 薄膜抵抗体を用いて沸騰を実現することにより, 微細ピッチでの多数ノズル配列が可能になることである.本稿では, バブルジェットプリンタの基本原理と開発の歴史について概説する.この20年間で, 液滴サイズは1/50まで微小化が進み, 写真画質を実現することができた。液滴吐出の実験観察と数値計算結果についても簡単に紹介する.
ISSN:0286-3154
2185-4912
DOI:10.11426/nagare1982.24.603