干潟底泥における脱窒量の測定法の比較

アセチレン阻害法による底泥の脱窒活性の測定について, 以下の3種の方法の比較検討を行った。 (I) スラリー状の泥をBODふらんびんで培養生成したN2O生成量, (II) 末攪乱の柱状コア試料をガラスカラムにつめ生成するN2O量, (III) 野外においてガラス円筒で捕集されたN2O量, これら3種の測定値は, (I) 161 : 62, (II) : 33~39, (III) : 47~56mgN2・m-2・d-1であった。スラリー状の泥の培養びん法による測定値は, 末攪乱試料の測定値の約2倍であった。 名古屋港河口域の柱状コア試料によるN2O生成量の垂直分布を, BODふらんびん培養法で測...

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Published in水質汚濁研究 Vol. 14; no. 12; pp. 867 - 875,857
Main Authors 土山, 秀樹, 伊藤, 和男, 浦野, 久美子, 山守, 英朋
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本水環境学会 10.12.1991
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ISSN0387-2025
DOI10.2965/jswe1978.14.867

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Summary:アセチレン阻害法による底泥の脱窒活性の測定について, 以下の3種の方法の比較検討を行った。 (I) スラリー状の泥をBODふらんびんで培養生成したN2O生成量, (II) 末攪乱の柱状コア試料をガラスカラムにつめ生成するN2O量, (III) 野外においてガラス円筒で捕集されたN2O量, これら3種の測定値は, (I) 161 : 62, (II) : 33~39, (III) : 47~56mgN2・m-2・d-1であった。スラリー状の泥の培養びん法による測定値は, 末攪乱試料の測定値の約2倍であった。 名古屋港河口域の柱状コア試料によるN2O生成量の垂直分布を, BODふらんびん培養法で測定した。
ISSN:0387-2025
DOI:10.2965/jswe1978.14.867