居住環境の臭気の現状と問題点

今日まで居住空間における空気環境は, 二酸化炭素, 一酸化炭素, じんあい, 細菌等を汚染の指標として挙げ, その汚染の程度及び指標相互の関連性はどうであるか, さらにこれらの指標を換気に結び付ける研究調査や疫学的な研究もなされてきた。しかし, 快適な環境の追求度が高まる中で, 空気質の指標ににおいを加えて評価することが, 近年盛んに行われてきたが, まだまだ序論の域のようである。そこで本総説は居住空間のにおいを対象として研究の中で, 換気の概要, 体臭, 調理臭, 建材臭, 部屋に着臭するにおい, 排水槽から発生するにおい等について, 調査の現状と問題点を述べることとする。...

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Published in大気汚染学会誌 Vol. 28; no. 6; pp. 317 - 329
Main Authors 中村, 哲也, 武藤, 暢夫, 岡田, 誠之
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 大気環境学会 10.11.1993
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ISSN0386-7064
2186-3695
DOI10.11298/taiki1978.28.6_317

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Summary:今日まで居住空間における空気環境は, 二酸化炭素, 一酸化炭素, じんあい, 細菌等を汚染の指標として挙げ, その汚染の程度及び指標相互の関連性はどうであるか, さらにこれらの指標を換気に結び付ける研究調査や疫学的な研究もなされてきた。しかし, 快適な環境の追求度が高まる中で, 空気質の指標ににおいを加えて評価することが, 近年盛んに行われてきたが, まだまだ序論の域のようである。そこで本総説は居住空間のにおいを対象として研究の中で, 換気の概要, 体臭, 調理臭, 建材臭, 部屋に着臭するにおい, 排水槽から発生するにおい等について, 調査の現状と問題点を述べることとする。
ISSN:0386-7064
2186-3695
DOI:10.11298/taiki1978.28.6_317