高温乾式メタン共発酵による生分解性プラスチックの分解特性〔英文

• Published in: 農業機械学会誌 Vol. 71; no. 3; pp. 3_55 - 3_62
• Main Authors: 松田, 從三, 近江谷, 和彦, 肖, 冬生, 劉, 宝鋼
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 農業食料工学会 01.05.2009
• Subjects: 乾式メタン発酵; 家庭系ごみ; 有機物分解率; 生分解性プラスチック
• ISSN: 0285-2543; 1884-6025
• DOI: 10.11357/jsam.71.3_55

家庭系ごみと生分解性プラスチック（PLA製）の分解特性を解明することを目的とし，高温乾式メタン共発酵法により試験を行った。バッチ実験では生分解性プラスチックの完全な分解のために7～8週間が必要とされた。この実験によって，ゴミ袋，青果袋とコップとして使われるPLAの分解率は，それぞれ，およそ37％，80％と52％であった。4発酵槽（R1，R2，R3とR4）での連続実験は，C/N比とPLAの投入量を変えて行った。負荷6.6gVS/kg-sludge・dayではR2とR3の平均PLA分解率は，それぞれ，49％と33％であった。