密集市街地の整備過程の検証と地域再生居住支援プログラムの構築 東京川の手地域における住民対話を通じて

本研究は,密集市街地の地域再生及び居住支援を図るためのプログラムの構築を目的とする。前半は,多様な主体のパートナーシップにより進められた向島地域のまちづくりの展開を検証し,市街地更新の状況,居住二一ズ等を調査した。後半のケーススタディでは,実際にグループリビング住宅の事業化が検討されている街区を対象として,地域の住環境整備の起点となる住宅プロジェクトの計画案を複数作成し,各プランの比較評価,併設施設の検討,連鎖的開発パタンの考察を行った。これらの結果をもとに地域再生の基本方向を整理し,住民とNPOのパートナーシップモデルの提案と,プロジェクトを具体化するための公的支援の課題を明らかにした。...

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Published in住宅総合研究財団研究年報 Vol. 30; pp. 53 - 64
Main Authors 真野, 洋介, 山本, 俊哉, 佐原, 滋元, 長谷川, 栄子, 藤野, 雅統, 吉川, 仁, 亀山, 恒夫, 岡田, 昭人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般財団法人 住総研 2004
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ISSN0916-1864
2423-9879
DOI10.20803/jusokennen.30.0_53

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Summary:本研究は,密集市街地の地域再生及び居住支援を図るためのプログラムの構築を目的とする。前半は,多様な主体のパートナーシップにより進められた向島地域のまちづくりの展開を検証し,市街地更新の状況,居住二一ズ等を調査した。後半のケーススタディでは,実際にグループリビング住宅の事業化が検討されている街区を対象として,地域の住環境整備の起点となる住宅プロジェクトの計画案を複数作成し,各プランの比較評価,併設施設の検討,連鎖的開発パタンの考察を行った。これらの結果をもとに地域再生の基本方向を整理し,住民とNPOのパートナーシップモデルの提案と,プロジェクトを具体化するための公的支援の課題を明らかにした。
ISSN:0916-1864
2423-9879
DOI:10.20803/jusokennen.30.0_53