知的障害者グループハウジングの居住水準向上に関する研究 北欧の事例研究を通して

北欧4ヶ国の知的障害者グループハウジングを対象に,平面計画上の特徴と面積水準の規定要因を明らかにし,加えて,国別の違いが大きく認められる居住者の住生活の状況について,空間的条件とスタッフによるケアとの関わりを含めて分析・考察をおこなった。個の領域確保とノーマルな生活の実現が重視されて具現化された事例は,これまで僅少であった貴重な情報の蓄積となり,また,そこから読み取れる計画理念は,現時点における先進的な到達点を示唆するものとなった。最後に,わが国のグループハウジング整備の課題について言及を加えた。...

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Published in住宅総合研究財団研究年報 Vol. 30; pp. 137 - 147
Main Authors 本間, 敏行, 鈴木, 義弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般財団法人 住総研 2004
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ISSN0916-1864
2423-9879
DOI10.20803/jusokennen.30.0_137

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Summary:北欧4ヶ国の知的障害者グループハウジングを対象に,平面計画上の特徴と面積水準の規定要因を明らかにし,加えて,国別の違いが大きく認められる居住者の住生活の状況について,空間的条件とスタッフによるケアとの関わりを含めて分析・考察をおこなった。個の領域確保とノーマルな生活の実現が重視されて具現化された事例は,これまで僅少であった貴重な情報の蓄積となり,また,そこから読み取れる計画理念は,現時点における先進的な到達点を示唆するものとなった。最後に,わが国のグループハウジング整備の課題について言及を加えた。
ISSN:0916-1864
2423-9879
DOI:10.20803/jusokennen.30.0_137