公共賃貸住宅ストック改善のしくみづくりに関する研究 神奈川県公社住宅の2つの建替事例を通して

神奈川県住宅供給公社の2つの賃貸住宅団地(中幸町住宅,下平間団地)の建替事業では,戻り入居家賃問題の解決=居住者団体が提案し公社によって制度化される新旧家賃格差調整金制度,居住者・居住者団体・公社・市などを交えたパートナーシップ方式の確立,専門家によるアドボカシー,居住者主体の設計提案など,数々の注目すべき手法としくみづくりが試みられている。2つの住宅団地の活動,公社住宅自治会協議会がどのように建替事業に関わってこれらの手法を組み込んだか,明らかにし,公共賃貸住宅のストック改善のあり方について考える。...

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Published in住宅総合研究財団研究年報 Vol. 29; pp. 289 - 300
Main Authors 古居, みつ子, 西島, 正樹, 前田, 昭彦, 大坂, 純一郎, 後藤, 眞二, 若杉, 幸子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般財団法人 住総研 2003
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ISSN0916-1864
2423-9879
DOI10.20803/jusokennen.29.0_289

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Summary:神奈川県住宅供給公社の2つの賃貸住宅団地(中幸町住宅,下平間団地)の建替事業では,戻り入居家賃問題の解決=居住者団体が提案し公社によって制度化される新旧家賃格差調整金制度,居住者・居住者団体・公社・市などを交えたパートナーシップ方式の確立,専門家によるアドボカシー,居住者主体の設計提案など,数々の注目すべき手法としくみづくりが試みられている。2つの住宅団地の活動,公社住宅自治会協議会がどのように建替事業に関わってこれらの手法を組み込んだか,明らかにし,公共賃貸住宅のストック改善のあり方について考える。
ISSN:0916-1864
2423-9879
DOI:10.20803/jusokennen.29.0_289