英語学習の教材としてのコンピュータゲームに関する一考察 Final fantasy 3 pixel remasterを一例に

本研究では、英語学習としてコンピュータゲームの利用を考察するため、比較的近年に発売されたFinal fantasy 3 pixel remaster(以下FF3)のストーリーでプレーヤーが必ず目にすることになる文章に関して、構成単語数と単語レベルを分析した。分析の結果、ストーリーは比較的短いテキストを用いて描写されており、また単語のレベルに関しても、他のメディアと比べてゲームであるからという理由で、偏った分布をしている訳ではなかった(基礎2000語で文章の8割以上を占める)。また難単語で突出している単語は、ストーリーでの重要なキーワードであり、映像等からも比較的容易に理解できるものであった。...

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Bibliographic Details
Published in北里大学一般教育紀要 Vol. 27; pp. 51 - 60
Main Author 酒井, 登
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 北里研究所 北里大学一般教育部 30.03.2022
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ISSN1345-0166
2424-0125
DOI10.20700/kitasatoclas.27.0_51

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Summary:本研究では、英語学習としてコンピュータゲームの利用を考察するため、比較的近年に発売されたFinal fantasy 3 pixel remaster(以下FF3)のストーリーでプレーヤーが必ず目にすることになる文章に関して、構成単語数と単語レベルを分析した。分析の結果、ストーリーは比較的短いテキストを用いて描写されており、また単語のレベルに関しても、他のメディアと比べてゲームであるからという理由で、偏った分布をしている訳ではなかった(基礎2000語で文章の8割以上を占める)。また難単語で突出している単語は、ストーリーでの重要なキーワードであり、映像等からも比較的容易に理解できるものであった。
ISSN:1345-0166
2424-0125
DOI:10.20700/kitasatoclas.27.0_51