答案用紙の代わりにコンピュータを用いて行った試験との比較から得た2, 3の示唆について
コンピュータ画面上ではMCQ (multiple choice question) よりも単純真偽問題がいろいろな点で実行しやすい出題形式である. MCQは, 解答が紙の上でなされる場合には優れた方法であるがコンピュータによる場合には全く状況が異なる. コンピュータによれば, 繰り返し試験を行うことや同一の問題群からの出題や問題の提示順序をその都度変更することは非常に容易である. コンピュータクイズは, 形成的評価法としての意義が大きい. コンピュータクイズの下では教員は学生と常時接触するので人間関係が希薄になるということはないし, 学生側からの自主的計画や, その場で試験結果が出ることなどか...
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| Published in | 医学教育 Vol. 27; no. 1; pp. 59 - 61 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本医学教育学会
25.02.1996
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0386-9644 2185-0453 |
| DOI | 10.11307/mededjapan1970.27.59 |
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| Summary: | コンピュータ画面上ではMCQ (multiple choice question) よりも単純真偽問題がいろいろな点で実行しやすい出題形式である. MCQは, 解答が紙の上でなされる場合には優れた方法であるがコンピュータによる場合には全く状況が異なる. コンピュータによれば, 繰り返し試験を行うことや同一の問題群からの出題や問題の提示順序をその都度変更することは非常に容易である. コンピュータクイズは, 形成的評価法としての意義が大きい. コンピュータクイズの下では教員は学生と常時接触するので人間関係が希薄になるということはないし, 学生側からの自主的計画や, その場で試験結果が出ることなどから学生の主体性が発揮されやすい |
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| ISSN: | 0386-9644 2185-0453 |
| DOI: | 10.11307/mededjapan1970.27.59 |