高齢者がニッチ(居場所)を発見し棲むということ ベトナム、ホーチミン市の宗教施設を事例に

ベトナムにおいて高齢者をケアするうえで前提とされているのが家族を中心とした血縁関係であり、それがケアの中核であると論じられてきた。一方で高齢者をとりまくケア形態が家族関係のみならず、多様な社会関係のなかにあることに留意する必要がある。本発表では、ベトナムのホーチミン市の都市部にある宗教施設で、ひとりの高齢者がどのように晩年を過ごしたのかを描出することで、高齢者の居場所とその選択について考察する。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. SF02
Main Authors 野上, 恵美, 土屋, 敦子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2024
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2024.0_SF02

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Summary:ベトナムにおいて高齢者をケアするうえで前提とされているのが家族を中心とした血縁関係であり、それがケアの中核であると論じられてきた。一方で高齢者をとりまくケア形態が家族関係のみならず、多様な社会関係のなかにあることに留意する必要がある。本発表では、ベトナムのホーチミン市の都市部にある宗教施設で、ひとりの高齢者がどのように晩年を過ごしたのかを描出することで、高齢者の居場所とその選択について考察する。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2024.0_SF02