非教員養成系大学・学部におけるワークショップ型教職授業の開発 自主協同学習論による

研究の結果得られた知見や研究方法の伝達機関として高等教育機関は発達してきた。したがって、もっとも効率のよい伝達方法として講義という一斉教授方式が採用されることは必然の理と言わねばならない。しかし、こと教職科目に関しては、二つの授業目標を掲げるべきである。それらは、教職に関する知識、技術、観念の伝達と教師リーダーシップ行動の体得である。本、ワープショップ型教職授業の開発は、そのような二つの目標を同時に達成するための授業過程改革である。学生中心の授業形態の一種である自主協同学習は、意図的に教師のリーダーシップを学習者側に委譲し、学習者が学習集団のリーダーシップをとることで、自ら教師としてのリーダー...

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Published in協同と教育 Vol. 7; pp. 24 - 34
Main Author 髙旗, 正人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本協同教育学会 30.06.2011
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ISSN2759-0801
2759-9299
DOI10.69320/kyodokyouiku.7.0_24

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Summary:研究の結果得られた知見や研究方法の伝達機関として高等教育機関は発達してきた。したがって、もっとも効率のよい伝達方法として講義という一斉教授方式が採用されることは必然の理と言わねばならない。しかし、こと教職科目に関しては、二つの授業目標を掲げるべきである。それらは、教職に関する知識、技術、観念の伝達と教師リーダーシップ行動の体得である。本、ワープショップ型教職授業の開発は、そのような二つの目標を同時に達成するための授業過程改革である。学生中心の授業形態の一種である自主協同学習は、意図的に教師のリーダーシップを学習者側に委譲し、学習者が学習集団のリーダーシップをとることで、自ら教師としてのリーダー行動様式を体得させようとするものである。本論考では、そのような授業過程の開発を構想する。
ISSN:2759-0801
2759-9299
DOI:10.69320/kyodokyouiku.7.0_24