歯科医学教育におけるネットワークの利用-レポート管理システムについて

【目的】歯医学教育においてレポートの提出, 管理は, 常に多大な労力と時間を消費する. そこで, 我々は, www形式を用いてレポートを提出管理してデータベースを構築し, 全文検索エンジンを用い採点が行えるようレポート管理システム(RSS Reports Supporting System)を立ち上げたので報告する. 【方法】データベースエンジンとしては, Sybaseを用い, 全文検索エンジンとしてはExcaliburを使用した. URLは, http:www. report. mor. aichi-gkuin. ac. jpである. レポートの提出はWebブラウザーにておこない, iモード...

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Published in歯科基礎医学会雑誌 Vol. 42; no. 5; p. 512
Main Authors 前田初彦, 久保勝俊, 佐藤恵美子, 田中宏憲, 亀山洋一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 歯科基礎医学会 30.08.2000
Japanese Association for Oral Biology
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ISSN0385-0137

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Summary:【目的】歯医学教育においてレポートの提出, 管理は, 常に多大な労力と時間を消費する. そこで, 我々は, www形式を用いてレポートを提出管理してデータベースを構築し, 全文検索エンジンを用い採点が行えるようレポート管理システム(RSS Reports Supporting System)を立ち上げたので報告する. 【方法】データベースエンジンとしては, Sybaseを用い, 全文検索エンジンとしてはExcaliburを使用した. URLは, http:www. report. mor. aichi-gkuin. ac. jpである. レポートの提出はWebブラウザーにておこない, iモードでも確認および提出が可能である. レポートの提出, 採点等は, 独自に開発した教員用のWeb画面で全文検索エンジンExcaliburを用いて行った. 【結果および考察】今回は, RSSを歯学部の病理学実習および講義に使用した. 歯科医学教育にRSSを用いることによりレポートの提出管理と採点が効率良く行えた. また, レポート提出においても, インターネット上に公開されており, 学内, 学外を問わず, いつでもどこからでも提出が可能であり, その採点結果等をも同様に瞬時にみられる. さらに, RSSを使用することは, これらのレポートをデジタルでデータベース化を行うことができ, 歯科医学教育の水準の向上に役立つと考えられた.
ISSN:0385-0137