社会参加に向けたICTによるリハビリテーションツールの開発研究 - 失語症, 上肢・認知機能障害

「要旨」情報通信技術(ICT)の発展は, 我々の日常生活の利便性を大きく向上させた. これまでにリハビリテーション医療においても, ICTは患者の回復や能力の改善のために様々な形で導入されてきた. 本稿では, 失語症リハビリテーションにおけるICT活用の変遷と現状, そして今後の展望について述べる. 加えて, 脳血管障害などの患者が社会参加を目指すにあたり重要な要素となるコミュニケーションや上肢・手指機能, 認知機能のリハビリテーションに関して, 筆者らがこれまで開発に取り組んできた, ICTを活用した4つのシステム(VST-e, 会話訓練アプリ, e-Peg, RehaBricks)について...

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Published inディサースリア臨床研究 Vol. 14; no. 1; pp. 83 - 88
Main Authors 岡橋さやか, 小嶌麻木
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ディサースリア臨床研究会 01.12.2024
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ISSN2186-7186

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Summary:「要旨」情報通信技術(ICT)の発展は, 我々の日常生活の利便性を大きく向上させた. これまでにリハビリテーション医療においても, ICTは患者の回復や能力の改善のために様々な形で導入されてきた. 本稿では, 失語症リハビリテーションにおけるICT活用の変遷と現状, そして今後の展望について述べる. 加えて, 脳血管障害などの患者が社会参加を目指すにあたり重要な要素となるコミュニケーションや上肢・手指機能, 認知機能のリハビリテーションに関して, 筆者らがこれまで開発に取り組んできた, ICTを活用した4つのシステム(VST-e, 会話訓練アプリ, e-Peg, RehaBricks)について紹介する.
ISSN:2186-7186