E-nudge委員会の発足と活動の軌跡

「要旨」E-nudge委員会は, 宮城県理学療法士会の中で若手と女性の活躍推進, 国際協力推進の役割を担うため, 2019年に発足した. 当委員会は, 宮城県理学療法士会の情報発信の簡素化を図り, 当時の登録者432名を対象に研究活動, 働き方および国際分野について会員の意見を収集した. 働き方については, 定年まで理学療法士として勤めるイメージがつかないと回答した者が約7割にのぼり, 理学療法士としてのキャリアに関する支援が必要であることが明らかとなった. 理学療法士の働き方や活躍している理学療法士の活動の背景をテーマとし, 当委員会はTSUNAGUと称した企画を開催している. 活動を通じて...

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Published in理学療法の歩み Vol. 35; no. 1; pp. 29 - 39
Main Authors 橋本優真, 佐藤衛, 我妻昂樹, 水戸奈津美, 三田村徳, 鈴木博人, 渡邉好孝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 宮城県理学療法士会 31.03.2024
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ISSN0917-2688

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Summary:「要旨」E-nudge委員会は, 宮城県理学療法士会の中で若手と女性の活躍推進, 国際協力推進の役割を担うため, 2019年に発足した. 当委員会は, 宮城県理学療法士会の情報発信の簡素化を図り, 当時の登録者432名を対象に研究活動, 働き方および国際分野について会員の意見を収集した. 働き方については, 定年まで理学療法士として勤めるイメージがつかないと回答した者が約7割にのぼり, 理学療法士としてのキャリアに関する支援が必要であることが明らかとなった. 理学療法士の働き方や活躍している理学療法士の活動の背景をテーマとし, 当委員会はTSUNAGUと称した企画を開催している. 活動を通じて得られた成果として, 会員が情報にアクセスしやすい仕組みを醸成できたこと, 17名のメンバーからなる能動的な活動を行う集団を形成できたこと, コロナ禍においてオンライン会議システムを活用しながら講師と参加者を繋ぐ架け橋になることができたことが挙げられた.
ISSN:0917-2688