筋MR画像からみた筋炎特異的自己抗体

特発性炎症性筋疾患の診断において骨格筋のMRIは, 非侵襲的におこなえながらも骨格筋の浮腫や脂肪化の検出にすぐれた有用な検査法である. われわれはこれまで, 四肢近位筋のMR画像所見の詳細な解析により特発性炎症性筋疾患の病型ごとに異なった特徴を呈することを明らかにしてきた. 本稿ではそのわれわれの研究結果をもとに, 特発性炎症性筋疾患症例の筋MR画像所見から筋炎特異的自己抗体の種類をどこまで推測できるかについて解説する....

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Published in炎症と免疫 Vol. 33; no. 4; pp. 304 - 308
Main Author 吉田健
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 先端医学社 20.06.2025
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ISSN0918-8371

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Summary:特発性炎症性筋疾患の診断において骨格筋のMRIは, 非侵襲的におこなえながらも骨格筋の浮腫や脂肪化の検出にすぐれた有用な検査法である. われわれはこれまで, 四肢近位筋のMR画像所見の詳細な解析により特発性炎症性筋疾患の病型ごとに異なった特徴を呈することを明らかにしてきた. 本稿ではそのわれわれの研究結果をもとに, 特発性炎症性筋疾患症例の筋MR画像所見から筋炎特異的自己抗体の種類をどこまで推測できるかについて解説する.
ISSN:0918-8371