Occupational Gaps Questionnaire (作業ギャップ質問票) 日本語版の作成と言語的妥当性の検討

「要旨:」作業療法では, 対象者が行いたいことや必要としていることと実際に行っていることとの間に生じる作業ギャップを把握することが重要となる. 本研究の目的は, 作業ギャップを測定するOccupational Gaps Questionnaire日本語版(OGQ-J)を作成し, 言語的妥当性を検討することである. 方法は, 標準化された手順に従いOGQ-Jを作成した. その結果, 原版との内容的な整合性を保ちつつ, 日本の文化において使用可能な30の活動項目で構成されるOGQ-Jの言語的妥当性が確認された. 今後は, 高齢者や心身機能の低下を伴う人々を対象に含め, 信頼性および妥当性の検証を実...

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Published in作業療法 Vol. 41; no. 3; pp. 380 - 384
Main Authors 見須裕香, 加藤雅子, 種村留美, 岡村仁, 山本大誠
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本作業療法士協会 15.06.2022
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ISSN0289-4920

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Summary:「要旨:」作業療法では, 対象者が行いたいことや必要としていることと実際に行っていることとの間に生じる作業ギャップを把握することが重要となる. 本研究の目的は, 作業ギャップを測定するOccupational Gaps Questionnaire日本語版(OGQ-J)を作成し, 言語的妥当性を検討することである. 方法は, 標準化された手順に従いOGQ-Jを作成した. その結果, 原版との内容的な整合性を保ちつつ, 日本の文化において使用可能な30の活動項目で構成されるOGQ-Jの言語的妥当性が確認された. 今後は, 高齢者や心身機能の低下を伴う人々を対象に含め, 信頼性および妥当性の検証を実施する必要がある.
ISSN:0289-4920