役に立ち・あとでも活きるスマートな電子パスの作成(含ベーシックアウトカムマスター(BOM)について)

「はじめに」医療情報の視点から, クリニカルパスで共有・利活用される情報やクリニカルパスを取り巻く臨床現場や学会などの活動を見ていると, 医療・臨床におけるナレッジマネジメント活動そのものと思われる. 今回のセミナーでは, 医療情報の一立場の者として, ナレッジマネジメントや医療情報の視点の一部を紹介し, 医療情報の立場から見た電子化を受けたクリニカルパス活動・クリニカルパスシステムへの見解を, 種々事例と共に述べる. 「ナレッジマネジメント」ナレッジマネジメントは, 個人の知識を組織的に共有し, より高次の知識を生み出すための組織マネジメント活動の一手法と称されている. ナレッジマネジメント...

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Published in日本クリニカルパス学会誌 Vol. 14; no. 1; pp. 33 - 38
Main Author 島井健一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本クリニカルパス学会 2012
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ISSN2187-6592

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Summary:「はじめに」医療情報の視点から, クリニカルパスで共有・利活用される情報やクリニカルパスを取り巻く臨床現場や学会などの活動を見ていると, 医療・臨床におけるナレッジマネジメント活動そのものと思われる. 今回のセミナーでは, 医療情報の一立場の者として, ナレッジマネジメントや医療情報の視点の一部を紹介し, 医療情報の立場から見た電子化を受けたクリニカルパス活動・クリニカルパスシステムへの見解を, 種々事例と共に述べる. 「ナレッジマネジメント」ナレッジマネジメントは, 個人の知識を組織的に共有し, より高次の知識を生み出すための組織マネジメント活動の一手法と称されている. ナレッジマネジメントの実践における, マネジメントサイクルや手法例の紹介のまえに, マネジメントの構成要素である「Knowledge: 知識」を医療情報などの情報を扱う立場から分類する. ナレッジマネジメントの構成素材に, 「データ(Data), 情報(Information), 知識(Knowledge), 知恵(Wisdom)」が主にあげられる.
ISSN:2187-6592