筋温存型アプローチによるMIS-THAの短期成績 - 筋切離型アプローチとの比較
「はじめに」MIS-THAに使用される各種アプローチは, 筋温存型アプローチと, 筋切離型アプローチに大別される. 筋温存型アプローチは, 筋切離を行わない分, 理論上, 術後の筋力の回復が早いことが予想され, 魅力的なアプローチである. しかし, 実際にすぐれたアプローチかどうかは, その早期回復の観点のみならず, 合併症が増加するなど安全性に問題はないのか, インプラントが安全域内に設置できているかという観点からも検証しないといけない. 我々は以前, 中臀筋の一部をいったん切離するdirect lateral approach (以下D群) で行っていたが, 2005年からは, 筋温存型ア...
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          | Published in | 日本関節病学会誌 Vol. 29; no. 2; pp. 177 - 181 | 
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| Main Authors | , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本関節病学会
    
        2010
     | 
| Online Access | Get full text | 
| ISSN | 1883-2873 | 
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| Summary: | 「はじめに」MIS-THAに使用される各種アプローチは, 筋温存型アプローチと, 筋切離型アプローチに大別される. 筋温存型アプローチは, 筋切離を行わない分, 理論上, 術後の筋力の回復が早いことが予想され, 魅力的なアプローチである. しかし, 実際にすぐれたアプローチかどうかは, その早期回復の観点のみならず, 合併症が増加するなど安全性に問題はないのか, インプラントが安全域内に設置できているかという観点からも検証しないといけない. 我々は以前, 中臀筋の一部をいったん切離するdirect lateral approach (以下D群) で行っていたが, 2005年からは, 筋温存型アプローチのひとつであるMIS Anterolateral approach (以下A群) を導入したので, 両者を比較し, MIS Anterolateral approachの長短所について検討したので報告する. | 
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| ISSN: | 1883-2873 |