トチノキ(Aesculus turbinata Blume)個体群の開花期間における養蜂巣箱の連続重量計測システムの構築

蜜源植物であるトチノキ個体群の開花期間において,トチミツ(栃蜜)採集に用いられる養蜂巣箱の重量変化を時系列で把握するための計測システムを構築した。その結果,トチノキ個体群の開花が進行するにつれて,養蜂巣箱の重量が増加することが確認された。また,昼間に増加,夜間に減少するという日変化のパターンが読み取れた。このことから,養蜂巣箱の連続重量計測システムを用いることにより,ミツバチによるトチミツの採蜜活動を時系列的データとして定量的に把握できることが示された。...

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Published in日本緑化工学会誌 Vol. 51; no. 1; pp. 171 - 173
Main Author 飯田 義彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本緑化工学会 31.08.2025
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ISSN0916-7439
0916-7439
DOI10.7211/jjsrt.51.171

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Summary:蜜源植物であるトチノキ個体群の開花期間において,トチミツ(栃蜜)採集に用いられる養蜂巣箱の重量変化を時系列で把握するための計測システムを構築した。その結果,トチノキ個体群の開花が進行するにつれて,養蜂巣箱の重量が増加することが確認された。また,昼間に増加,夜間に減少するという日変化のパターンが読み取れた。このことから,養蜂巣箱の連続重量計測システムを用いることにより,ミツバチによるトチミツの採蜜活動を時系列的データとして定量的に把握できることが示された。
ISSN:0916-7439
0916-7439
DOI:10.7211/jjsrt.51.171